【ワインを楽しむ知識を一挙ご紹介】ワインのおいしい飲み方や保存の仕方をマスターしよう!

ワインは世界で最も多くの地域で飲まれているアルコール飲料の中の一つですが、お好みのワインを探し当てるのは難しいと思われている方は少なくないのではないでしょうか?ワインの種類についての知識を踏まえたうえでおいしい飲み方や保存の仕方もご紹介します。この記事を読んでいただいて、ワインにもっと興味を持っていただけると幸いです。

ワインの種類について

ワインは大きく分けて白、赤、ロゼの3種類に分類されますが、その違いは何でしょうか? もちろん色合いが違うのは一目瞭然ですが、原料であるブドウの種類や使い方による製法の違いによって、色合いや風味が変わります。

白ワイン

  • :透き通った黄緑色や黄色。
  • 製法:白ブドウなど主に色の薄い果皮のブドウが原料。発酵に果汁のみを使用。
  • 風味:料理と合わせる辛口、デザート用極甘口まで、風味に幅があります。
  • 特に酸味の強いものは、一般的に魚料理に合うとされます。

赤ワイン

  • :透き通った赤や濃い紫、あるいは赤褐色。
  • 製法:主として黒ブドウや赤ブドウを原料とし、果実を丸ごとアルコール発酵させる。この発酵の過程で、果皮に含まれる色素や渋み成分のタンニンが抽出され、長期保存を可能にします。
  • 風味:一般的に辛口で程よい渋みをもちます。冷やすと香りの成分が揮発しにくくなったり苦味が増したりするため、冷やしすぎないことも大切です。
    また濃厚な風味のものは一般的に肉料理に合うとされています。

ロゼワイン

  • :ピンク系の赤みを帯びた淡い色。ロゼ(rosé)はフランス語で「ピンク色」を意味します。
  • 製法:下記のように、様々な手法で製造されますが、一般に長期熟成は行われません。
    果皮の色の薄いブドウを赤ワインのように醸造する方法。
    赤ワインと同じブドウを白ワインのように醸造する方法。
    赤と白の両方のブドウによる混醸、赤ワインの醸造工程中で色の素である果皮を取り除く方法。
    赤ワインと白ワインを混合する方法。
    白ワインに着色するだけの方法。 など。
  • 風味:辛口から甘口のものまであり、新鮮なフルーツの香りが残るさっぱりした味わいのものが多いです。白ワインと同様によく冷やしてから飲まれるのが一般的です。

ワインのおいしい飲み方について

ワインの基礎知識が身についたら、お好みの種類は何となく思い付きましたでしょうか? ワインには個性の強い独特の味のワインもありますが、最初は飲みやすいワインから選んでいただいて、徐々に幅を広げていくのがおすすめです。

ポイントは2つ

  • ワインと料理の色を合わせる
  • 料理の味付けで選ぶこと

料理の色の場合、たとえば、メインが赤身の肉や魚の鮭であれば赤ワイン、白身の魚や鳥の胸肉であれば白ワインというように色を合わせてみましょう。

味付けの場合、たとえば、あっさりとした味付けの料理なら軽い味わいをもつ白ワイン、濃い味付け、特に脂身の多い料理ならコクと深みのある赤ワインを選ぶと良いでしょう。

料理に合わせるワインの相性次第で素材の味わいを引き出し、より満足感のあるお食事になること間違いなしです!

グラスの選び方

実はワイン通なら白ワインと赤ワインのグラスの形は違うものを使い分けます
理由はご存じでしょうか?

もちろん、グラスの形で味わいが変わるわけではありませんし、こうでなくてはいけないというものでもありませんが、なぜその形になったかを知っていると、ワイン通に一歩に近づくことができますよ。

まず白ワインは赤ワインに比べて小さなグラスが選ばれます。
これは白ワインの適温が6~8℃と低いので、大きなグラスに注ぐと白く曇る部分ができるからです。白ワインの美しい色を楽しむための工夫に加え、こまめにワインを注ぐことで適温のワインを楽しめるのでとても理にかなっています。

逆に赤ワインは大きなグラスでOK!
赤ワインの香りは室温とさほど変わらない程度が一番楽しめるので、温度を気にする必要がないのです。大ぶりのグラスに注げば、ゆったり飲むのに最適ですね。

ワインの保存の仕方について

ワインは数あるお酒の中でも保存に工夫が必要となるため、とりわけデリケートなお酒といえます。

ワインセラーなど特殊な保存容器をお持ちの方を除けば、ワインの保存はどうすればいいか悩んだことのある方も多いのではないでしょうか?

でもいくつかのポイントを押さえていればなんとかなりますので、ぜひご参考にしてみてください!

ワイン保存のポイント

ワインの保存において重要なポイントは温度湿度振動空気(酸化、匂い)の5つといわれています。

未開封のワイン(長期熟成のため)

  • 温度
    ワインの保存において最重要な条件で、15℃前後が適温。
    急激な温度変化は劣化の原因になるので避ける。

  • 長時間紫外線に当たると劣化の原因に。直射日光が当たらない場所で保存しましょう。
  • 湿度
    ワイン瓶の栓がコルクの場合に関係します。乾燥するとコルクが縮んでしまい、わずかな隙間から空気が入り劣化が進みやすくなります。
    コルクの乾燥を防ぐために、ワインは横に寝せて保存しましょう。
  • 冷蔵庫保存の場合の振動や匂い
    短期保存であれば冷蔵庫は適しています。しかし熟成目的など長期保存であれば、ドアの開け閉め等の振動が多いことと他の食材の匂いもワインにとっては劣化の原因になります。

熟成目的で長期に保存する場合、外気に触れないように断熱材等で瓶を包み、適温に近い暗所で横にして保存するのがよいです。

開封後のワイン(飲み残しのワイン)

この場合は、すでに空気に触れているので劣化はどうしても進んでしまいます。

劣化を抑えるには栓をしっかりして、冷蔵庫保存が望ましいです。

そのままのボトルでもいいですが、ワインの残量次第では小瓶等に移し替え、極力空気の接触を少なくしてしっかり栓をすることも有効です。

もしも劣化してしまったら

飲んでみておいしくないと感じて捨ててしまうのはもったいないです!

この場合は料理酒としていつものお食事のアレンジに使ってみてください。
例えば赤ワインを使ったステーキのソースやお菓子の隠し味に白ワインを加えたりと用途はいろいろ。フルーティな香りとワインのほんのりとした渋みが楽しめます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

  • ワインはお店では飲むけど、自分ではなかなか購入しない
  • いただいたワインをどうやって飲んだらいいかわからない

など、ワイン初心者のかたは是非参考にしていただければ幸いです。

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