アルゼンチンはおおよそ日本の反対側の位置にある南半球の国です。 日本では12月は肌寒い冬の日ですが、アルゼンチンでは真夏。なので、クリスマスの季節は真夏の猛暑日になるのです。日本で味わうことができないMerry Christmas in Summerですね! しかしその習慣は季節は違えど、欧米や日本、ヨーロッパとも似ています。 アルゼンチン人は、ヨーロッパ(特にイタリア、スペイン)からの移民やその子孫達がルーツとなっています。そのためカトリック系の民族の影響で普段の生活習慣やクリスマスイブで食べるものなども多くの共通点が見受けられるのが大きな特徴です。
アルゼンチン流クリスマスの過ごし方
まず、12月8日の「Día de la Virgen(ディア・デ・ラ・ビルヘン)」と呼ばれる聖母マリアの祝日にクリスマスツリーが準備されます。 この時ツリーと一緒に「pesebre(ペセブレ)」と呼ばれる、馬小屋と人形を使ってイエス・キリストの生誕を再現したデコレーションも家族みんなでワイワイ飾り付けをします。 因みにこれは1月6日のレジェスマゴスの日(イエス・キリストの顕現を記念する公現祭の祝日)のためのものでこの日まで飾られます。 日本では12月25日のクリスマスが過ぎてしまえば大晦日やお正月のムードに早変わりすることを考えると、カトリックの影響が大きいようですね。